今年の夏

先日は僕の故郷である長崎の原爆投下の日でした。
今年もその瞬間、僕は手を合わせ目を閉じました。
東京はいつもの午前のように、人も車も音楽もただ流れていました。
ある人がその親しい人たちからむごたらしくその身も引き裂かれてしまうのは
御巣鷹山の事故も同じだったんでしょうか。
あれは一体、誰のせいなのか。
そんな思いにかられてしまうのでしょうか。
そこで懸命に生きていた人たちを思うと、
今日をどうしても生きたかった人がいるということを考えずにはいられません。
先日、撮影で靖国神社に生まれて初めて行ってきました。
東京に住んでいるのに一度も行った事がないなんて恥ずかしいことかとも思いましたが
なんだか足が向かない気もしていて。
実際、敷地の中に足を踏み入れるととても重々しい空気でした。
幕末の志士たちも祀られているといいます。
この国のために命をかけて戦った人たちを忘れない、そんな場所のような気がします。
僕が生まれたこの国のために。彼らが育った祖国のために。
そんなごく当たり前の思いが、世界中の若者の胸には灯っていて、
日本は果たしてどうなんでしょうか。
これって危険な思想なんでしょうか。
最近ぼんやりこんなことばっかり考えてます。あとゲキバカの稽古のことも。
今度の土曜TBSのスペシャルドラマにほんの少し出させてもらいました。
どんなドラマになってるのかじっくり見てみます。
ひさしぶりの更新なのにギャグもなくてすみません。